倉敷デイリーライフ1 Apr. – Jun. 2021
4月、関東から岡山県倉敷市に転勤となり、新しい生活が始まりました。このシリーズでは、倉敷における日常を記して行きます。
また、別シリーズ「岡山探訪」では、倉敷からちょっと足を延ばし「晴れの国おかやま」をレポートします。
1.白壁
倉敷の伝統建築様式である白壁は、上が白、下が黒等で文様入りもある、というパターンです。
アイキャッチ画像とこの2枚は、倉敷繁華街の美観地区(下の1枚は他のウェブサイトから転載)。
それは歴史的建造物だけでなく一般の家屋にも見られ、古い民家のみならず、新しい家やアパートの一部にも生きています。
↑これは僕の住むアパートの、隣の館。新しくしたと思われる塀が、しっかり受け継いでいます。
3枚目以降の写真はいずれも僕のジョギングコースの家々です。
そして僕の部屋の内装も、こんな具合↓
面白いでしょ?
ついでに牛乳のパッケージも。
繁華街だけでなく、住宅街も気に入っています。
しかし….
酔って歩けば落ちそうな水路が大小様々至る所にあり、呑みに出るのは命懸けです。
2.福田公園
アパートから真東へ、直線で1.2km。福田公園という、総合スポーツパークがあります。
普段、この公園まで走っています。通退勤時間が短くなったことに加え、日没が関東よりも20分遅いので、平日も含め週2-4回。 でも夜は走らない。水路に落ちるから。
碁盤目状の土地が、途中から県道274号線と平行に東西南北の軸から約30度傾くので、直線1.2kmが、後半はジグザグに進むため約1.5kmの道のりになります。
辿り着いた公園の、野球場の芝生外野席で、腕立て伏せ、上体起し、ストレッチ、そしてダッシュ。それぞれの合間には充分なインターバルを取り、きれいな空と、緑を眺めます。[近く(掌)を見て遠く(山)を見る]を繰り返す、眼のトレーニングも、最近取り入れました。そしてアパートへ、再び1.5kmのジョギング。
この野球場は、間近に山が迫っているのがお気に入りです。
立派なバックスクリーンと電光掲示板。
広い空にはしばしば飛行機雲。西行き国内線 / 国際線の通り道です。
これは僕の拘りのアングル。
環境に恵まれ幸せです。
3.ムーミンコミックス展
昨年9月の東京を皮切りに各地で順次開催されている、日本初、ムーミンコミックス展が、4月、岡山シティーミュージアムにやって来ました。
原作者である姉・トーベから引き継ぎ英訳コミックス化した、ラルス・ヤンセンの作品群です。
日本では1969-70年と1972年に、フジTVがアニメを放送して親しまれ、その後何度も再放送されてきました。
同アニメは、どれもほのぼのとした話にアレンジされていましたが、トーベ氏の原作は、決して微笑ましいものばかりではなく、中には少し不気味な作品もあります。今回展示されているラルス氏の作品群は、よりほのぼのとしたものです。
1冊買ってきました。ムーミン谷の彗星。
翌日早速、嬉し恥ずかしムーミンプレートで朝食。
夜にはムーミン小皿で、おつまみ3点セット。
同展は、10月現在名古屋で開催中。その後は、11月横浜、1月長崎、4月松山、6月八王子。
ファンの皆さん必見。グッズも充実してますよ。
4.田んぼ
僕の住んでいる広くてゆったりとした住宅街には田んぼがたくさんあって、田植えの頃にはカエルが一晩中、盛~~大に鳴きまくります。
でもこれが少しもうるさいとは感じず、逆に嬉しい。水路の音も。何だかとても気持ちが安らぐ。生まれ育った環境に似ているからでしょう。
思えば18歳までを過ごした埼玉県熊谷市の実家の周囲は、当時ひたすら田んぼと畑で、夏には心地よい東風が吹き抜けていました。
手前のれんがは、僕の住むアパートの敷地を区画するフェンスです。
そういえば僕は、これまでどこに住んでも、田植えの時期が近付いた田を目にすると、「田んぼに水が入ったね。なんだか落ち着くなあ」などと毎年同じことを呟いていました。
そんなことも思い出し、自分が田んぼフェチであることに気付いてしまった僕は7月、日本百選になっている岡山県内の棚田を見に行ったのでした。これについては、別シリーズ「岡山県探訪2」をご覧下さい。
仕事は面白く、職場は楽しく、街は優しく、新生活は好スタートを切りました。
瀬戸内の風は柔らかい。